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泉美木蘭
2020.8.26 23:34

新型インフルでも通常分娩していたのに

PCR検査で陽性が出た妊婦さんが、帝王切開になるという話、
その後どうなっているのかが気になり、図書館で新聞記事を
いろいろ調べてきたが、
やはり、感染防止のために帝王切開となり、赤ちゃんとは
産んですぐに引き離されて、母乳も与えられないという悲惨な
ことがおきていた。

その後、産婦人科医による対談も生中継で聞いたが、
陽性の場合は、飛沫感染の恐れが高いため通常分娩は無理、
帝王切開なら30分で終わるので感染対策ができる、
コロナでない妊婦さんも、いきんだり絶叫したりするので、
全員マスクをして分娩してもらっている、
苦しくてどうしてもの場合は鼻は出してもいいことにしている
といった話がとてもなごやかに語られていて、
怖くて震えてしまった。

インフルエンザだから強制的に帝王切開になったとか、
赤ちゃんと引き離されて断乳させられたとか聞いたことないし、
出産体験談を調べてみたら、
体調を崩したので産科へ相談にいったところ、検査の結果、
「新型インフルエンザ陽性、安静にしていて」と言われ、
しかも、予定日より早く破水してしまい、
新型インフル陽性で鼻水ズルズルのまま分娩に臨んだ・・・
という話を
ちょっと愉快に語っている人もいた。
そりゃそういうもんだと思うよ。

コロナ陽性(もちろん偽陽性含む)での帝王切開&隔離・断乳。
こんなことが「コロナだから」というだけで何の疑問も持たれずに
まかり通ってるなんて、北朝鮮ですよ!
ものすごく重大な人権問題じゃないか。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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